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Channel: ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき
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クラウドの評価に、IPAの「非機能要求グレード」を利用できる?

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IPAの「非機能要求グレード」について、きいてきた!
ので、メモメモ



・非機能要求の重要性
 情報システムの障害件数:平均して1〜2件/月報道

・システム障害の原因
  JISAしらべ:
    要件定義が問題
  日経コンピューター:プロジェクト実態調査
    要件定義、システム設計が問題
 要件定義でも、非機能が重要
  →IT Proにある

・非機能要件
  機能要求:プロセス、データ、インターフェース
  非機能要求:とりあえず、非機能要求グレードでは6つにまとめている
 ここでは、要求と要件をいっしょくたにしている。

・非機能要求は、抽象的
 →非機能要求の難しさ:
   お客様とベンダ間で認識のギャップがある
     →期待レベルが把握できない
 具体化が進んでいない上流工程で決めることが困難
 共通認識がもれない合意できない
   →リスク誘発

・要件定義書における非機能要求の課題
  レベルあいまい
  要求間に矛盾
  思いつき(網羅的でない、一貫性がない)
  優先順位?
 どういう要求をどの程度が難しい

・非機能要求グレード
  利用ガイド
   解説編:目的と用語集
   利用編:例
  3つの図表
   要求項目の一覧
   グレード表(推奨値)
   樹形図:階層的に
  活用シート(Excel)カスタマイズ可能

  システム基盤に関する非機能要求を大きく6つに分類
    可用性
    性能・拡張性
    運用・保守性
    移行性
    セキュリティ
    システム環境・エコロジー
  →システム基盤に対するもので、業務アプリに対するものではない
  →4階層
     重要項目:影響が大きいメトリクス

・ISO9126
  範囲が違う(9126は業務)

・要求レベル:レベルの差はアーキテクチャの差
  →値段が違ってくる
 →レベル選択が難しい人に:モデルシステム3つ

 モデルシステム:16の特徴を示したので、そこから選ぶ
 項目:重複しているものがわざとある
   「運用コストへ影響」というチェック項目がある

・使い方
<<一般的に>>
  モデルシステムの選択(16項目)
  重要項目のレベル決定(92項目)
  重要項目以外のレベルの決定(144項目)
    →全部決める必要はないが、決めない項目は、「決めなくていい」ことを決める

<<別の使い方>>
  要求仕様書のチェックリストとして

 
・まとめ
 選択すればいい→具体的に決められる
 もらさずに決められる
  現状:50項目くらい

<<開発と評価>>
・「非機能要求の見える化」からはじまった。

・クラウドに、非機能要求グレードを利用できる
  ・利用者の要求を明確にする→非機能要求グレードを使って
  ・クラウドのサービスを評価する→非機能要求グレードを使って
  ・双方の要件のすり合わせ
     →割り切りも必要
        高価でもいいから、全て満たしたいならオンプロミス
        ただし、ITリスクの把握は必要:止まったら?

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