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Channel: ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき
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テストやエビデンスの妥当性を、見える化するツールとしてのD-Case(GSN)

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最近、D-Caseというのが、話題らしい。
研究会の参加が、20名程度と思っていたのが、50人以上集まって、会場に入りきれない・・・とか・・

 D-Caseは、具体的にいうと、品質保証をする際に使うもので、
 ある保証したい品質(ゴール)があるとき、その品質を保証するのに、妥当なエビデンスを持っているかを示すものらしい。図によって表現する。

 つまり、「こういうテストをして、こういうエビデンスがあるので、このゴールは達成されていることを保証できる」というように、テストやエビデンスの妥当性を、図によって見える化できる。

 こういうものは、ディペンダビリティ(信頼できることを示す指標、信頼性、可用性等を総合したもの)が高いシステムにおいて、求められる。

 ただ、私のわかっていないのは、D-Caseと、GSN(Goal Structuring Notation)の関係。同じに見えるけど・・・
 D-CaseをGSNで書くのか・・?うん、よくわかってないぞ??



 もともとは、アシュアランス(保証)ケースというのがあって、
 そこでは、トゥールミンのモデルに基づいて、
 
  ある保証したいことを主張(claim)するために、
  うらずける証拠(evidence)をもってくる

 みたいなカタチで、保証をしていく(専門の人に言ったら、めちゃ怒られそうな説明。ホスティングサービスで、ロリポップを使っている人へ:ロリポおじさんが説明するIT用語レベルの説明です ^^;)
 ただしくはISO/IEC 15026-2:2011に載っている・・・らしい。

 で、このアシュアランスケースを可視化する方法の1つとしてGSNがある。
 D−Caseはこれとどう関係しているのか良くわかんないけど、GSNを作っているように見える(・・・本気でわかってない ^^;)

 そして、最近、このD-Caseを書く、エディタがあるらしい。


D-Case Editor
A Typed Assurance Case Editor
http://www.dependable-os.net/tech/D-CaseEditor/D-Case_Editor_J.html

 


 これにより、要求仕様に書かれている要求をゴールとして、このゴールを満たすために、このテストを行って、このエビデンスを得たとGSNで図式化すれば、テスター以外の人にも妥当性が可視化できるというもので、今後、ディペンダブルなシステム以外でも、広く利用されるかもしれない。

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