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Channel: ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき
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SESや偽装請負は、もうそろそろ、やばいかもしれない・・・

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 今、IT業界に人がいないのは、景気が良くて人が足らないという
意味では「ない」ということが、だんだん理解され始めてきている
ようだ。

日経SYSTEM 11月号 8ページ
ユーザー企業こそピンチ IT業界の「人不足」

ここの論旨とはちょっと違うが、書かれている内容を
我田引水すると・・・(以下太字は、それに近いことが書いてある。
そのままではない)


・今のITエンジニア不足は、一時的な需給の問題ではなく、構造的な不足である
・SIなどのIT業界(スマホ開発・ゲームを除く)は不人気業種である
・人材のパイが縮小し、報酬が高くなると、
   見積もりが高騰する
   賢いベンダーは、失敗要素が少ない案件をえり好みする
・結果、「金さえ出せば」(=安くて利益の出ない案件、無理難題をいうリスキーな客)
 という発想のユーザーは質の低いベンダーの餌食になるか、いつまでも発注できず、おろおろする


問題は、一番最後の部分。
リスキーな案件は、質の低いベンダーにあたるということ
逆に言うと、おいしい、安全な案件は、賢いベンダーに既に取られているということ。

つまり、今後出てくる案件は、結構やばい案件や炎上案件であり、
それを請ける側は、質の低いベンダー(リスクが見極められない営業、
リスクを押さえ込めない開発者)ということ。

これは、炎上している炎に油を注ぐようなもの(Cf「人月の神話」)

そろそろ、SESや偽装請負は、おいしい案件は食べつくされ、
炎上案件が出始めて
やばくなってくるかもしれない


P.S 構造的にやばい(SESや偽装請負では食えなくなる)という話は、
  またこんど

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