MySQLトラブルシューティング技巧解説

OTN MySQL User Forum Tokyoの午後３のお話

ＤＢＡの３つの課題
　　安定性／パフォーマンス／作業効率

●ＳＱＬの結果がおかしい
・ＳＱＬがエラーになる
　実際のＳＱＬを実行して、見る
　　　→一般クエリーログ
long_query_time=0としたときのスロークエリーログ
　　　　シンタックスエラーなどは、アプリ側でログをとらないとわからない
　ＳＱＬの特定が重要

　　・一般クエリーログ
　　　　投げられたリクエストすべてを返す
　　　　出力先はファイルまたはテーブル

・期待した結果が返らない
　バグの可能性
　　　他のストレージ
　　　EXPLAINで実行計画
　　　そもそも、そのＳＱＬは正しいか？
　　　　　→テンポラリテーブルを使って中間結果を見る


●文字化け
・いろんなところで、文字コード指定ができる
　　　→自動的に変換

・SHOW GLOBAL VARIABLES LIKE 'char %';

・接続用の文字コードは？

・端末の文字コード
　　　ＳＥＴ　ＮＡＭＥＳ
・テーブルのデータ
　　　latin1でマルチバイト指定してないか？
・カラムごとに文字コードを指定可能
　　→INFORMATION_SCHEMAを利用して調べられる
　　　ＴＡＢＬＥＳテーブルに文字コードはない
・Connectror/Jの留意点
・LOAD DATA INFILE / SELECT INTO OUTFILE

●レプリケーション
・ステートメントベースと行ベース（データそのものを記録）
　　→ＭＩＸＥＤも
・ＳＱＬスレッドの停止
　　→スレーブ上のテーブルを間違って更新
　　　スレーブのクラッシュ
　　　バイナリーログの欠損
　　　　→マスターがクラッシュなど
・ＩＯスレッドの停止
　　→ネットワークエラー
　　　max_allowed_packetが足りない
・状態確認
　　スレーブ：SHOW SLAVE STATUS
　　マスター：SHOW MASTER STATUS
・遅延
　　レプリケーションハートビート
　　レプリケーショモニター
・対策
　　バイナリログの欠損を防ぐ
　　テンポラリテーブルを使わないなど

●クラッシュ
・エラーログを見る
　クラッシュした後にリカバリーされているか？
　コア解析は、いわば検死解剖
　ソースコードの理解不可欠

●データ破壊
・ＭｙＩＳＡＭはクラッシュリカバリなし


●Ｏｕｔ　Ｏｆ　Ｍｅｍｏｒｙ
・３２ビットバージョンのmysqldで起こることも
・OOM killer メッセージが出ない

●デッドロック
・デッドロックは障害ではない。

電池がなくなりそうなので、このへんでいったんきります。
後で追加します。