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Channel: ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき
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「社会福祉援助の展開過程」からみた、ソフトウェア開発の進む道(1)

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今、NHKのラジオ「社会福祉セミナー」の「社会福祉援助の展開過程」
をきいていたのですが、この「環境モデル」から「物語モデル」が
今後のソフトウェア業界の方向に大きく関係しそうなので、
まずは、今の番組の内容をメモメモ



■援助
援助対象、援助方法、援助関係

援助活動の特徴
・日常生活に支障がある状況

日常生活
2つの軸:個人的−環境的、主観的−客観的

による4つの領域
 個人的側面:
 環境的側面:日常生活
 物語的側面:人生
 文化的側面:(常識、偏見)

4つの領域→援助異なる
 個人的側面:個人モデル→医療
 環境的側面:環境モデル→社会福祉 そのままでいい
 物語的・文化的側面:マニュアルX

 ・主観的は変わりにくい

■環境モデルを例に
  開始から終結を4段階:循環的

・開始段階:
  申請
  紹介(依頼)
  出向援助(アウトリーチ)
 
・アセスメント(事前評価)
  アセスメント表
  社会資源、長所、意欲の確認
  さまざまな制度;資格要件
  →目標の明確化

・援助計画の作成
  実施方法、機関
  成果・費用の明確化
  近隣、ボランティアの活用
  関係者会議
 →状態、ニーズの変化:あらためて作成

・援助計画の実施
  クライエントが自由に精勤選べる
  ワーカーが支援
  ワーカーがかわりにする

・モニタリング
  計画通り?トラブルない?の評価
  →援助による直接効果は計りにくい
  →満足しているかどうか
  →生活の質の変化
(→アセスメントに戻って循環)

・終結
  一定期間はアフターケア
  フォローアップ

■物語モデルを例に
 環境モデルが主→クライエント・家族→物語をきいていく

 こうすれば、こうなるというマニュアルがない!

 物語の書き換え:予想つかない
 寄り添う、立ち会う

 物語はなぜ書き換わるのか?

・保守的整合性
  矛盾しない筋立てが望ましい
   :人生は、単純な因果では説明できない
    何の因果もないわけでない
    →そこで物語

  物語は変化しにくい
   物語を変える=生き方を変える・自分を変える

・相互主体的構成
  物語は聞いてくれないと・・・
  目の前に人がいて、話を聞いてくれないのに語り続ける:無理
   →語る、聞く:語る主体・聞く客体もあるが、
    積極的に聞く主体と、重い口を開く客体もある
    →相互主体

  理解できるような物語しか聞き取れない
   聞き取ってくれそうな人しか語らない:場合によって迎合的
  →思いつくままに聞ければ、これまで語れなかった出来事も

  語りを繰り返す中で、整合性が保てない
     →整合性を保つための書き換え



なにが、システム開発に関係するのか?
と思うかもしれない
  環境モデル:従来の開発
  物語モデル:アジャイル開発
と考えると、思いもよらないものが見えてくる

今までの開発は環境モデルと同じ
  →だから、開発と環境モデルの援助が対応する

アジャイルは、物語を作っていく過程なのだよ
(だから、型にはまらない)

もっと詳しく、別エントリで書く

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