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Channel: ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき
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アジャイルは、SES契約のリスクをユーザーが負うかどうかにかかってる

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大学の先生や、エリート技術者が言っている話で、うそ臭い話の一つに、
「アジャイルは契約が問題」ってのがあるよね。

アジャイルだと、ゴールが変わる。だから、ゴールである成果物の完成を請け負う
請負契約には向いていないという話。

そこで、ゴールを短期、具体的には1ヶ月=1スプリントにして契約する
・・・とかとか・・・

でもね、これって、大学の先生や、とってもエリートな一流会社の技術者や
ユーザー企業の情報システム部の人のいうことだよね。



実はね、日本のソフトウェア契約には、請負・派遣のほかに、もう1個
SES契約っていうのがある。

これは、

お客さんの要望に、ソフトウェアサービス(=体)で答えます。
お代は、サービスした「時間で!」請求します。

という契約方法。この場合、時間で計測するので、時間精算が可能になるし
実際、そういう契約もある。

うっそ〜、じゃあ、成果物ができなくても、お金もらえるの!
つくらなくっても、お金請求??うっそ〜!!

っていう、そこのあなた、「SES契約」でぐぐってみてください。
本当にそんな契約があるんです(下請けでは主流?)。



これは、アジャイルにぴったりな契約形態ですよね。
・ゴールは問わない
・一生懸命働けば、お金もらえます
ってことが、可能です。

つまり、いままでは、SIerと、中小ソフトハウスがSES契約をしていたけど、
もし、ユーザー企業の情報システム部がSES契約をする気になれば、
(SES契約のリスク=システムができないけど、お金を払うリスクを自分が
 取る気なら)
アジャイルは可能っていうことになる。



ソフトハウスはSES契約には慣れている
SIerはユーザーとSES契約すれば、出来ないリスクを回避できるので、
おおよろこびだろう。

つまり、

アジャイルは、SES契約のリスクをユーザーが負うかどうかにかかってる

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