Quantcast
Channel: ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7270

YAHOOは「OpenStackからさらにその先へ」

$
0
0
7月7日、OpenStack Days Tokyo 2016に行ってきた。のつづき

OpenStackからさらにその先へ
講師:YAHOOの人

をメモメモ



・自己紹介
・YAHOO Japan
 月間PV 667億(スマホ 359億) アプリダウンロード3.8億
 OpenStack稼働状況
 伸び率(YoY)インスタンス200%
 最近:広告、検索も一部がOpenStack
 小さなパケット

アジェンダ
・OpenStack活用の履歴
・OpenStack活用のチャレンジ
・まとめ

OpenStack活用の歴史(3年前~今)
・採用前
 In-house IaaS すべて自前での開発:Webからの操作が前提
  →ライフサイクルが回せない。

・採用後
 社内独自機能のみの開発
   基本機能:コミニティ
   マイナー:ベンダー連携
   社内機能:社内開発

・すぐに得られたこと
  インフラの抽象化
  標準化されたAPI:ベンダー依存のAPIは価値がない
  新しいことにチャレンジする時間

・じょじょに得られるようになったこと
 OCPなどのハードウェアへの挑戦
  性能は抽象的に
 APIはキープして内部を別テクノロジ採用
 ライフサイクルの展開

 クローズ→社内の反発

・OpenStack活用のチャレンジ(今~今後)
 オープンハードウェア
 3領域でのチャレンジ
   コンピューティング
   ネットワーク
   ストレージ

・オープンハードウェア
 OCP
  最初にOpenStack基盤へOCPの採用
  後に大規模Hadoop基盤につなげる
 利用者は意識しない部分での改革
  従来のサーバーとOpenStack上の操作性は変わらない
 →安価なハードウェア

・OpenPower:
  メモリ帯域が重要なアプリケーションへ
 FPGA:
  電力対パフォーマンスの最適化。
  PythonなどのLLで回路が書けることが重要

・オープンハードウェア
 実行環境の抽象化へ

・コンピューティングのチャレンジ
  CPUのくせに応じた実行環境の策定
 CI/CD
  まずOpenStack
  サービス全体へ展開

・ネットワーク
  IoT時代のネットワーク
   小さいパケット
   より大きいパケット
   コネクション過多
 ・DPDK
   ショートパケットに強いOpenStackを今夏リリース
   カーネルを通さず、VMへバイパスする
   災害時のPUSHに耐える環境へ

 ・SDN/NFVへの次の取り組み
   ライフサイクル管理
  ネットワークもライフサイクル管理
  最適なランタイムの選択(X86,power,arm)

・ネットワークもCI/CD
  実際に、OVSのパケットが化けた→網羅性のある保証をベンダーはできない
  BGP:他のネットワークにも影響を与えてしまう

・すとれーじ
 オブジェクトストレージ
  15ペタバイト、SWIFT
  日米間の遅延、パケロス(よく切れる) 25GBPS
 ブロックストレージ
  HyperConverged構成に今夏変更
  SSDは安価、故障しない
   SATAのSSD4本ぐらい現実的?

・まとめ
OpenStack≠IaaS
OpenStackはインフラにチャレンジ精神を与える
オープンソース領域でも共創

Viewing all articles
Browse latest Browse all 7270

Trending Articles